Surprise Book

 

サプライズBOOKS最新刊『介護保険給付一覧表』、もうお手にとっていただけましたか?

日本人の平均寿命は年々伸びており、現在では女性87歳、男性80歳に達します(2017年発表、厚生労働省調べ)。日本は男女共世界第2位の長寿大国なのです。長生きは多くの人にとって歓迎されることですが、長寿とともに問題になってくるのが介護です。誰にとっても他人事ではない介護問題、その負担を軽減するための介護保険制度、みなさんはこの制度をきちんと理解していますか? 本書はなかなか複雑な介護保険制度を、まるっとわかりやすく一覧表にしました!

 

まずはINDEXにご注目。

親が、夫が、妻が……介護は突然必要になることも多く、突然であるほど本人そして家族の戸惑いは大きいです。今必要になった人はもちろん、これからに備えるためにも、まずはINDEXから知りたい項目にアクセスしてみましょう。どれどれ……

たとえば「介護について、まず相談するのはどこがいいの?」

支持された56ページへ進みましょう。

介護のサービスを受けたいときは、役所の相談窓口へ。ここまでは予想どおりですが、さらに地域包括支援センターの紹介がありました。このようなところがあるのですね。試しに自分の地元を調べたところ、自宅のすぐそばに支援センターがあることがわかりました。こんな身近なところにあったとは! ちょっと安心しました。

 

本書は、介護のしくみ、利用法、自宅で介護を受けるには? 通って受けるには?、気になるお金の話など、見やすい項目別にまとめられています。知りたいことに応じた項目を読めば、その概要がすぐにわかるつくりです。チャートも豊富で、頭に入りやすいです。意外にためになるのが、各ページ下部の「一口メモ」

ここには制度のあれこれや利用法豆知識などが紹介されていて、とてもためになります。たとえば先ほどの地域包括支援センターにかんするメモによれば、「高齢者人口3000~6000人当たり1カ所以上設置されることになっている」とのこと。私の地元には割と多く設置されている印象がありますが、それだけ高齢者人口が多いということですね。

 

介護は誰もが当事者になり得ます。40歳以上であれば皆介護保険を払っていることもあり、実際にいま介護に携わっていなくても間接的に介護にかかわっているとも言えるのではないでしょうか。現在介護に直面している人はもちろん、これからの介護にそなえ、ぜひ本書をお手元にまずは制度を知ることから始めてみませんか?