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雪が解け始め、花が咲き始めると、ペットの春支度を考え始める時期です。愛犬の健康(そしてペットの安全)を守ることは一年中大切ですが、春はペットの日々の健康を見直す良い機会です。また、春に向けて動物の安全に関するヒントは多いに越したことはありません。

 

暖かくなると犬は屋外で過ごす時間が増えますが、寄生虫が増える季節でもあります。春は犬にとって楽しい季節でもありますが、それだけに様々な課題もあります。ここでは、春から暖かくなる季節に愛犬の健康を守るための、春のペットの安全対策をご紹介します:

 

1. ノミとダニの予防
春の季節に流行する病気があることを覚えておくことが大切です。暖かくなるとマダニも増えます。例えば、ライム病はマダニが大量に生息している地域でよく見られます。

マダニ:細菌、ウイルス、寄生虫(宿主を餌とする生物)を介して病気を広める毒性の強い寄生虫。愛犬の健康について心配なことや、特定の病気に関連するリスクについては、かかりつけの獣医に相談しましょう。

 

春の散歩では、草の生い茂った場所や林を歩くと、マダニに刺される危険性が高まります。新鮮な空気を楽しみたいのは山々ですが、周囲に忍び寄るダニにも注意が必要です。

吸血性の小さな寄生虫は猫や犬の皮膚に寄生するので、すぐに取り除かなければなりません。マダニを安全に取り除くのは、意外と難しいものです。誤って頭の一部を残してしまうと、感染症を引き起こす可能性があるので、獣医にダニ取り器の正しい使い方を教えてもらいましょう。

 

気温が上昇し、昆虫が大量に繁殖し始めたら、ノミやダニの危険から動物を守る必要があります。まずは、敷地内の淀んだ水源(別名、虫の繁殖場所)をすべて取り除くことから始めましょう。

次に、健康に害のある化学的な殺虫剤ではなく、天然の防虫剤を探しましょう。最後に、ライム病、マラリア、心臓病などの虫が媒介する病気から身を守るため、免疫力を高めることが大切です。

これらのステップを踏むことで、愛犬が健康で春のシーズンを楽しむ準備ができます。

 

 

2. ハートワーム予防の開始
ペットがまだ通年のハートワーム予防をしていないのであれば、今こそ犬や猫の予防を徹底する時です。

この寄生虫は蚊によって媒介され、感染すると死に至る可能性があります。蚊は屋内にも潜り込んでくるので、室内飼いの猫でさえもリスクがあります。(ある研究では、室内飼いの猫の約3分の1が検査でハートワーム感染陽性でした)。

治療にはリスクと費用がかかり、猫には有効な治療法はありません。そのため、予防が最善のアプローチとなります。

 

 

3. 犬の体力をつける


毎年春になると、最初の暖かい週末が訪れ、人々は4ヶ月間の運動不足を取り戻そうと考えます。運動不足で太りすぎの自分と、運動不足で太りすぎの犬を連れて、約8キロ歩いたり、お気に入りの山道をハイキングしたり、キャッチボールやフリスビーで激しいゲームをしたりするの です。いずれにせよ、やり過ぎて誰かが怪我をします。

この時期、人間のERクリニックでは膝、背中、肩の負傷が、獣医師では十字靭帯の断裂、ひずみ、捻挫、さまざまな痛みが見られます。

 

無理は禁物です。徐々に体力とスタミナをつけ、犬にも適応する時間が必要であることを理解してください。高齢のペットの場合は特にそうです。あなたにとってはわずか4~6カ月でも、彼らにとっては2~3年になるのです。

そして、もし無理をしてしまったら、すぐにペットの健康診断を受けてください。たとえ小さな怪我でも、すぐに検査と治療を受ければ、それだけ早くペットはシーズンを楽しめるようになります。

 

4. 春のアレルギー

人間と同じように、犬もアレルギーに悩まされることがあります。過剰に掻いたり、舐めたり、目が充血していないかなど、兆候に注意しましょう。何らかの症状や皮膚の炎症に気づいたら、獣医に相談しましょう。木や草、雑草などの花粉が原因で、犬がかゆみやくしゃみ、涙目などの症状を起こすことがあります。飼い主はこれらの症状を認識し、必要に応じて獣医師の治療を受ける必要があります。

 

犬の季節性アレルギーの症状は、人間と似ていることがあります。特定のペットでは、花、植物、草との接触がアレルギー反応を引き起こすことがあります。犬は前足を掻いたり舐めたり、皮膚が赤くなったり炎症を起こしたり、特に有毒な場合、嘔吐や下痢などの胃腸障害を起こすことがあります。

飼い主は愛犬に不快な兆候がないか観察し、必要であれば動物病院を受診する必要があります。季節の変化を理解し、必要な予防策を取ることで、飼い主は春の季節をペットたちが安全で健康に過ごせるようにすることができます。春に起こりうる危険を避け、ペットの安全を守りましょう。

 

 

5. 庭の掃除

ペットがかじったり、飲み込んだりする可能性のある去年の秋に拾った棒やドングリを拾い、ダニが好んで隠れる落ち葉を片付けます。芝生の肥料やマルチング材、害虫駆除剤など、毒性のあるものがペットの手の届かないところにあるか、ガーデニング用品をチェックしましょう。

 

 

6. 春のグルーミング
春は抜け毛が多い季節です。春になると、暖かい気候に備えて、犬の被毛は薄くなります。同様に、秋には冬に備えて、犬の毛に変化が現れ、抜け毛が多くなります。

多くの犬種は、季節と連動した自然な換毛サイクルを持っています。春になると、犬は冬の間厚かった被毛を落とし、夏用の軽い被毛に切り替えます。秋には、冬の厚い被毛のために夏の被毛が抜け落ちます。

 

この抜け毛は、ジャーマン・シェパード、ハスキー、アラスカン・マラミュートなど、アンダーコートが厚いダブルコートの犬種でよく目立ちます。被毛のタイプは、犬種の抜け毛の量に大きく関係しています。抜け毛は自然のプロセスであり、なくすことはできませんが、飼い主が抜け毛を管理し、家を清潔に保つためにできることがいくつかあります:

 

7. 定期的なグルーミング
プロのグルーマーによる定期的なグルーミングは、特に換毛期には、犬の抜け毛を管理する最善の方法のひとつです。グルーミングは、犬の被毛から抜け毛や汚れ、ゴミを取り除き、抜け毛の量を減らすのに役立ちます。

 

自宅でグルーミングをする場合は、犬の被毛のタイプに合ったブラシやコームを使って抜け毛を取り除き、マットやもつれを防ぎましょう。また、適切なシャンプーで古い毛を取り除くと、抜け毛を抑えることができます。

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・定期的にブラッシングをして、余分な毛を取り除き、毛玉を防ぎましょう。これは被毛の厚い犬には特に重要です。


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8. 春の大掃除の安全性
「春の大掃除」と称して、ガレージの大掃除や庭の手入れを慌てて行いますが、こうした行為がペットに危険を及ぼす可能性があることを忘れないでください。

掃除用具、肥料、殺虫剤、除草剤、マルチング材など、犬や猫にとって危険なものはたくさんあります。住宅改修工事の危険性も同様です。これはすべてのペットに言えることですが、特に猫は高いところに飛び乗ることができ、犬には届かないものにも手が届きます。

 

ペットたちは警告ラベルや掃除用具のボトルを読むことができません。犬や猫が毒物や有毒なものを口にすると、大きな問題に発展し、死に至ることもあります。家の緑化を進める際には、小さな子供たちに気を配り、危険なものを足の届かないところに置かないようにしましょう。

 

 

9. 水分補給
気温が高くなると、水分が必要になります。特に屋外での活動中は、愛犬がいつでも新鮮な水を飲めるようにしてあげましょう。水分は、水分補給、老廃物の除去、適切な消化の補助、尿路の健康促進など、犬の体にとって重要な役割を果たします。

 

 

10. 獣医師の健康診断
獣医師による春の健康診断を予約しましょう。予防接種が最新であることを確認し、何か心配なことや予防策について話し合う良い機会です。ペットの予防接種を怠らないことは、春の時期には特に重要です。

犬同士が公園で過ごす時間が増え、新しい子犬やアライグマ、リスの友達に出くわす可能性が高くなります。狂犬病、パルボ、ジステンパーの予防接種を常に最新の状態にしておけば、命に関わる病気から子犬を守ることができます。小さな子犬を飼っている場合は特に重要なので、予防接種のための獣医への予約を欠かさないようにしましょう。

 

 

11. 識別
屋外での活動が増え、散歩の回数も増えるので、犬のIDタグを最新の情報に更新しておきましょう。これは猫にとっても重要です。マイクロチップを装着しておくと、迷子になったときにすぐ再会できる可能性が高まります。

 

 

12. 春の食べ物
愛犬の食事は、季節の変化に気をつけましょう。リンゴ、ニンジン、ベリー類などの新鮮な果物や野菜は、健康的なおやつになります。ただし、ペットの場合は、春の植物など、有害な可能性のある食べ物は与えないようにしましょう。

 

 

13. ドッグパークを安全に利用するために

ドッグパークは愛犬を社会化させ、春に備えるための素晴らしい方法です。しかし、安全なドッグパークへの訪問は不可欠です。

ドッグパークに行く前に、愛犬がリード、首輪、IDタグを持っていることを確認してください。また、愛犬に合ったリードを選ぶことも大切です。ドッグパークに行くときは、愛犬の行動をよく観察することが大切です。愛犬が乱暴に遊びすぎたり、攻撃的なそぶりを見せたりしたら、公園を出る時です。

 

さらに、愛犬の後始末や予防接種を済ませておくことも大切です。愛犬をしつけ教室に参加させ、安全にドッグパークを訪れることは、愛犬の春と外遊びの準備に欠かせません。これらのヒントに従うことで、愛犬が幸せで、健康で、行儀よく過ごせるようになります。

 

 

まとめ
結論として、愛犬の春の季節を迎える準備は、愛犬の健康と安全を確保し、天候の変化に合わせて愛犬のケアを調整し、愛犬が成長するための適切な環境と活動を提供する多面的なプロセスです。

予防接種や予防薬の更新から、徐々に運動量を増やすことまで、どのステップも犬の健康にとって非常に重要です。

グルーミング、食事の調整、社会化も、愛犬が暖かい季節にスムーズに移行するために重要な役割を果たします。さらに、害虫や寄生虫の予防、歯の衛生管理、生活空間を清潔に保つことも、愛犬の幸せと健康を維持するために欠かせないことです。

このような点に気を配りながら、愛犬が春の美しさと活気を満喫し、この楽しい季節を一緒に過ごすことができるようにしましょう。