会社での仕事の仕方は、その会社により違うかもしれませんが、私は「人の役に立つ」ことが大事な基本と考えています。

当社は、世界の片隅で、それなりにしっかりやろうと思っていますが、
もし「この会社は面白い、この会社で何かやってやろう」と思わない人は、
遠慮せず世界に飛び出していかれることをお奨めします。
ゆめゆめこの会社は条件が良いからと、妥協するようなことはないようにした方が自分の為です。
人生は一度きりです。

世界の中では、当社なんぞは砂丘の中の一粒の砂のような存在です。
ましてやそこに居なければならないというような縛りは全くありません。

私の会社のイメージは、坂道で荷車を引っ張っているようなものです。

この坂を登れば一服と、荷車を人が曳いています。
縄を持って引っ張ってくれている人もいますし、横で荷車を真っすぐにして前に進めようとしている人もいます。
また、後ろから強く押してくれる人も居ます。
問題は、馬車に乗って荷物になっている人、それより迷惑なのは馬車にぶら下がってずるずると引かれている人です。
この会社はどれだけの力があって何人載せて、何人を引っ張って坂道を登っていけるかは分かりません。
それは前に進める力を出してくれる人がどれだけいるかに掛かります。
引いて、押して、みんなの力で登っていくのが楽しいと思えれば、「人の役に立つ」のはそれほど難しい事ではないはずです。

Entrex Founder 艫居隆三