AIDA Cosmetic OEM

紫外線防御の仕組み
AIDA コスメ 勉強会資料 公開します

Part2

                                                          

勉強会資料 Part1
そもそもSPF、PAって何?

詳細を見る

                                                          

紫外線を防御する成分は大きく分けて2種類です。

① 紫外線散乱剤

② 紫外線吸収剤

それぞれ防御する仕組みが異なります。詳しく勉強しましょう!!

 

① 紫外線散乱剤は??

紫外線散乱剤は、物理的な仕組みで紫外線を散乱、反射させます。散乱剤(パウダー)が肌を均一に覆って紫外線を肌表面で反射、散乱させて紫外線の影響を防ぎます。

 

【紫外線散乱剤として使われている成分】

●酸化チタン
●酸化亜鉛

...など。

 

紫外線を防御する仕組み

 

② 紫外線吸収剤は??

紫外線吸収剤は、化学的な仕組みでエネルギーを吸収し、熱などのエネルギーに変換して紫外線が皮膚の細胞に浸透するのを防ぎます。 

【紫外線吸収剤として使われている成分】

●メトキシケイ皮酸オクチル ●ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル ●ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル ●t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン ●オクチルトリアゾン ●パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル

...など。

 

紫外線吸収剤の代表例
メトキシケイヒ酸オクチル(エチルヘキシル)

紫外線を防止する仕組み

 

① 紫外線散乱剤は??

紫外線散乱剤は、物理的な仕組みで紫外線を散乱、反射させます。散乱剤(パウダー)が肌を均一に覆って紫外線を肌表面で反射、散乱させて紫外線の影響を防ぎます。

② 紫外線吸収剤は??

紫外線吸収剤は、化学的な仕組みでエネルギーを吸収し、熱などのエネルギーに変換して紫外線が皮膚の細胞に浸透するのを防ぎます。 
 

SPF、PAの測定方法
ISO24444に準拠

【被験者】

年齢18才以上70才未満な健康な男女で、本試験の目的を理解した志願者の中から「被験者を選定する質問書」により問診を行い、被験者を選定する。この問診により、光線過敏症を有する人や、皮膚の光感受性に関与するような薬物(抗炎症剤、降圧剤など)を服用している人を除き下記のスキンフォトタイプのⅠ~Ⅲに入る被験者について試験を行う。

 

【スキンフォトタイプ】

Ⅰ いつも容易に赤くなりやすいが、決して黒くならない
Ⅱ いつも容易に赤くなり、わずかに黒くなる
Ⅲ 穏やかに赤くなり、徐々に黒くなる
Ⅳ あまり赤くならず、すぐ黒くなる
Ⅴ めったに赤くならず、非常に黒くなる
Ⅵ 決して赤くならず、強く色素沈着する
 

【試験部位】

肩甲骨と腰の間の背中とし、その皮膚に色素沈着や母斑などがなく、試験部位全体にわたって皮膚色が均一で、日焼けがないものとする。


【被試験者】

最小10名以上、最大25名とする。平均SPF測定値の95%CI(信頼区間)が平均SPFの±17%の範囲内であれば、被験者数を10名とするが、平均の±17%の範囲内になければ、95%CIの統計基準を満たすまで試験対象の最大25名の被験者から最大20例の有効結果を得るまで)、被験者数を増加させる。
 

【標準試料】

標準試料P3(平均SPF=15.7、下限13.7、上限17.7)を使用する。なお標準試料の測定は被験試料の測定と同時に行う。


【試料塗布面積】

試料塗布面積は30cm2(5cm×6cm)とする。また、試料塗布部の間隔は1cm以上とする。


【試料塗布量】

試料塗布量は(2.00±0.05)mg/cm2とする。試料塗布面積30cm2に対して試料塗布量の60mgを秤量し、マーカーで印をつけた皮膚面に全体的に試料をおき、指先等で均一に塗布する。


【紫外線照射開始までの待機時間】

試料塗布が終了してから、照射を開始するまでの時間は15分~30分とする。


【紫外線照射光源】

使用する人工光源は、光源のスペクトル仕様に適合し、適切なフィルターを持つキセノンアークシュミレーター(ウシオ電機株式会社製)を用いる。


【照射野】

1照射野の最大面積は0.5cm2であり、各照射野(スポット)間の距離は0.8cm以上とする。照射野は、無塗布MED(MEDu)、照射部MED(MEDp)とも、5個所以上とし、どの照射野も塗布部位境界線との距離は1cm以上とする。


【MED】...Minimal Erythema Dose:最小紅斑量

紫外線照射の16時間~24時間後に紫外線照射野の大部分において、境界がはっきりとしたかすかな紅斑を生じさせる紫外線照射量のうちの最も小さい量。


【紫外線量の増量幅】

照射増量幅は、1.15の増量幅で照射する。なお一連の試験期間全体を通じて、等比的増量幅は同一とする。


【MED判定】

無塗布部皮膚の最小紅斑量(MEDu)、被験製品塗布部皮膚の最小紅斑量(MEDp)、及び標準試料塗布部の最小紅斑量(MEDp)は、すべて同日に測定する。MEDは、紫外線照射後16時間~24時間以内に評価する。


【SPFの計算】

試料塗布部位、無塗布部位で求められたMEDを用いて、次式に従いSPFを測定する。但し、試験塗布部位或いは無塗布部位のMEDが求められなかった被験者のデーターは削除する。

SPFi = 塗布部皮膚のMED/無塗布部皮膚のMED = MEDp/MEDu

SPFは平均値で小数点以下を切り捨てて表す。データーの信頼度(ばらつき)は、平均SPFの95%(片側)信頼区間が、平均SPFの±17%の範囲内に入っていること。


ただしこれはSPF50までの考え方。50+は違う考え方がある。


SPF50+クリアーの条件は・・・

資料のSPFが全て50以上で、95%信頼限界の下限値が51.0以上でなくてはいけない。